年間行事
親睦旅行


「ワールドカップ釜石応援・三陸復興視察ツアー」
広報部長 佐々木泰二
日程 令和元年9月25日〜26日
概要  岩手県人連合会として5回目となる復興支援親睦旅行を、令和元年9月25日から26日の日程で実施しました。
 今回は、アジア初の開催となるラグビーワールドカップ2019日本大会のフィジー対ウルグアイ戦が、釜石鵜住居復興スタジアムで行われるのに伴い、開催会場釜石の応援と三陸復興視察を目的として募集人員40名で企画しましたが、けがや病気のための止む無きキャンセルで、35名での催行となりました。
 25日は新幹線で盛岡に行き、そこから観光バスで東北自動車道・釜石自動車道を通り釜石入しました。渋滞が予想されたため早め早めの行動を心掛けましたが、渋滞もなく晴天にも恵まれて、岩手山・姫神山・早池峰山など奥羽山脈・北上山地の山々を眺めながら、バスガイドさんの名調子な案内でアッという間のスムーズな移動となりました。
 会場には、ラグビーワールドカップ日本大会の名誉総裁を務められている秋篠宮ご夫妻も観戦に訪れ、航空自衛隊のブルーインパルスが白煙を曳いて会場上空を飛翔するなど、釜石会場でのW杯気分を盛り上げていました。試合開始に先立ち東日本大震災津波の犠牲者に対し全員で黙とうを捧げ、程なくフィジー・ウルグアイ戦の開始となりました。試合はフィジー有利の前評判に反して、熱戦の末にウルグアイが30対27で勝利しました。会場には地元小学生も多数招待されており、入場者数14025人の大観衆で両チームの攻防に大声援を送りました。
 観戦後は三陸沿岸道路で宮古に移動し、宿泊場所の「ホテル沢田屋」で懇親会を行いました。懇親会には山本正德宮古市長にお越しいただき、宮古市の被災・復興状況などについてお話しいただきました。また、野田武則釜石市長からの祝電も披露され、白土岩手県人連合会副会長にも加わっていただき、和やかな雰囲気で参加者相互の親睦を図りました。
 26日は8時にホテルを出発して浄土ヶ浜に移動し、観光遊覧船で松の緑と岩肌の白、海の群青が織りなす、宮古の代表的な景勝地を巡る約40分の遊覧を楽しみました。その後東日本大震災津波で甚大な被害を受けた田老地区に移動し、防災ガイドさんの案内でバスから地区の状況を見た後、防潮堤に登り地区全体を見渡しながら当時の差し迫った状況や緩いスピードの復興現状の説明を受け、改めて自然災害・津波の怖さを感じ、日頃の対策訓練の重要さを再認識しました。
 ツアーの最後に、平成28年の台風10号豪雨災害で甚大な被害を受けた岩泉に移動しました。ここで中居健一岩泉町長がバスにお越しになり、歓迎の挨拶と岩泉町の被災・復興状況などについてお話しいただきました。バスまでご足労・ご挨拶いただいたことに、参加者一同恐縮し感謝申し上げました。その後、龍泉洞と岩泉乳業の二手に分かれて、豪雨災害の状況・復興状況を見学しました。
 二日間にわたる親睦旅行は、添乗員さんの先を見越した手配と気配りのある案内のもと、天候に恵まれ長距離の移動も順調で、参加者相互の大いなる親睦を図ることができた大変有意義なツアーでした。
参加者 35名

 
   
 
   
 
   
 
   
 
   
 
   
 
   
   
 
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